副業について考える。

しばらく前から気になっていたキーワード「副業」。
ロート製薬が新しい制度「チャレンジワーク」として打ち出しました。
収入を伴った兼業を公に認めるというものです。
また、サイボウズも2012年から副業を認めています。

どちらも、そのねらいとして「会社」という枠を超えた「多様性」の確保と

社員が安心(安心を超えて「快」「楽」の域を目指していると思います)して働ける環境整備があると思います。

安心・・・というのは、

兼業していることがばれたらどうしよう、という不安がない、ことです

更に、好きな趣味や特技に正々堂々と取り組めるのなら、もっとやろうじゃないか、という意欲がわいてきます。
これはかなり楽しいです。

不思議なもので「意欲」がある場所は、「意欲」を呼びます。

プライベートの時間が充実すると、仕事にも意欲がわいてくる、
「あ、あそこは楽しそうだ」と違う意欲を持った人がやってくる・・・

というプラスの循環が生まれます。
その結果、やる気をもった人材確保につながります。

本来、就業時間以外に何をやっても(公序良俗に反しない限り)自由なはずなのですが、
日本企業の多くは就業規定で副業禁止という条件を設けています。

ノウハウや技術の流出・本業への悪影響・競合企業への労働力や情報提供・・・などを懸念してのことです。

その心配はわかります。
わかるけれど、条件付きで緩和してもいいのではないかなと思います。
会社が誰かの人生を丸抱えで面倒見れる時代ではなくなってきているから。
そりゃあ、ずっと見てくれたらうれしいですよ。
でも、もう無理なのかな、大企業であってもいつどうなるかわからない、というのが「今」なのかな、と思います。
それなら、上手に副業を取り入れることが企業と働く人両方にとってハッピーなのでは?
「副業認めるから、他にも稼ぐ手段あるなら稼いでね。
(会社のリスク減らせることもあるかもしれないし・・・)
あ、競合するのはだめですよ。そこは約束してね。
で、もし会社と個人の能力や可能性を共に発展させることができるものがあったら、一緒にやりましょうよ。」とすれば、平和で発展的だと思うのです。


個人側としては、「そうか、副業ね。資格持ってるからやってみよう!」
「おお!おおっぴらにやらせてもらえるなんて、ラッキー!」

「リタイヤ後の生活を考えて、準備してみてもいいかな」なんて反応が出てくると思います。
人生で仕事以外の柱を持つことはとっても大事です。
副業OKは、そういうメッセージを発することにもなると思います。

ちなみにサイボウズは「本業にマイナスとなるもの以外ならOK」という条件がついています。
おそらくロート製薬も何らかの条件はあるものと思われます。

以上、副業に関する私見でした。
さあ、副業、どうしましょうか?←自分への問いです(笑)
面白い世の中になってきたと感じる自分がいます。