未来志向の問題解決力育成・実践プログラム

 ビジネスの現場では問題を解決し、現状を改善することが日々行われています。働く人にとって「問題解決力」は必要不可欠なスキルなのです。しかし、思いつきや対症療法(モグラ叩き)では問題を解決することはできません。問題を起こしている原因の探索・効果的な対策の立案・実践というプロセスを経て、問題解決が可能となるのです。

 本プログラムでは問題解決の基本的な枠組み・ステップを学び、どのように仕事に活用するかを習得します。加えて、解決策を実践に移すために必要なコミュニケーションスキルも学びます。

今の職場に問題はないか?
そもそも問題とは何なのか?
問題と課題の違いは何か?
今後自分自身が目指す方向に向けて、何が課題なのか?

といった問いかけを講師が投げかけ、問いに対する答えを問題解決のスキルを使って考えていただきます。
実践することが目標です。
そのためシンプルな言葉とステップで構成し、身近な事例やワークを通して体得していただきます。
必ず実践できるようになります。

 

~問題解決力を実践できない人の傾向~

長年人材教育に携わっていて、多くの方から「問題解決力」を使えない、本を読んだらなるほどと思うんだけど仕事では使えないんです・・・という悩みを聞いてきました、
その方達と話したり、協働作業をしていて気づいたことがあります。
問題解決力を使えない・・・という方達には全般に次のような傾向があります。

  • 過去の分析にとどまっている
  • 仮説を立てるプロセスを飛ばしがち
  • 問題と原因の分析が得意で時間をかけるが、解決策の策定には時間をかけない。つまり、未来について考える時間を持とうとしない。どうやって未来のことを考えてよいかわからない。
  • 収束思考のみで発散思考を試みない(アイデアを1つ思いついたら、それで満足してしまう)
  • 自分の専門知識・技術だけで解決しようとする
  • 孤軍奮闘しがちである
  • 思考レベルでダメ出しをして終わる=行動に移せない

 

~問題解決力を実践するために~

上記のような傾向に陥るのを防ぐために、本プログラムでは次の要素を徹底して織り込んでいます。

  • 過去・現在の分析の後、未来(あるべき姿・ありたい姿)を考える
  • 仮説を複数考える
  • 解決のために多様なアイデア・方法を考え、時に組み合わせる(総合化)
  • 発散思考の機会を設ける
  • 発散思考の方法を学ぶ
  • 他の分野・領域にも目を向ける。他者から学ぶ・違う視点で考える・新たな知識や情報を学ぶ仕掛けを設定。
  • 周りの人の協力・連携を得る
  • 小さなことでいいから行動してみる

 

本プログラムの効果

 

  1. 実習中心のプログラムで実践できる問題解決力を体得する
  2. 担当業務遂行上の問題を解決する
  3. 仕事に対するモチベーションが高まる
  4. 組織内のコミュニケーションの量と質が高まる
  5. リーダーとして未来を考える
  6. 仕事への柔軟性を高める
  7. 伝える力を強化する

 

【実践率100%】未来志向の問題解決力実践プログラム

おかげさまで現在まで本プログラムを導入いただいた組織では、問題解決力の実践度は100%です。
プログラムを受講くださった全員が問題解決力を職場で実践してくださっています。

具体的にはこのようなステップで進めます。

 1.事前課題設定
 2.研修(第1回目):事前課題と研修で得た知識を基に研修後に上司と話し合って、課題を設定。

 3.課題の進捗状況をフォロー。面談や文書で講師とやりとりを重ねます。
 4.研修(第2回目):受講者の様子に応じて、必要な知識を学んでいただきます。
 5.課題の進捗状況をフォロー。面談や文書で講師とやりとりを重ねます。
 6.成果発表会:関係者を前に取り組んできた内容を発表します。

 

 

未来志向の問題解決力育成・実践プログラムご導入事例

【対象】大手企業の若手リーダー15名様
【期間】約8ヶ月間
【フィードバックの方法】文書にて
【成果発表会】上司や他部署の方でも興味がある方はどなたでも入っていただくオープン形式。
【ご感想】

  • 早い段階でこのプログラムに参加できたことは意味があった
  • これは次の後輩たちにも受けさせてあげてほしい
  • 上司インタビューがよかった。上に立つ人は自分とは違う視点を持っていることに気づいた。
  • リーダーになることが怖くなくなった。私が新しいリーダーになってみせます。
  • 仕事をする上での自分の弱点・苦手なところがよくわかった。
  • 考えたらこれまで職場で「過去」の話しかしたことがなかった。未来のことをみんなと話したのは初めてだった。・・・楽しくて、びっくりした。

 

問題解決力育成研修(1日コース)

こちらは、研修プログラム(標準)のご紹介です。
ご要望に応じてカスタマイズをいたしますので、お気軽にご相談ください。

項目 内容

 ■オリエンテーション
1.問題解決力が求められるシーン
 【実習】問題解決力はいつ使う!?
 【実習】ケーススタディ① 
  1)問題解決のステップ  
  2)問題の認識は人それぞれ  
  3)原因追及のプロセスは?   
    ①データの収集     
    ②仮説・検証のサイクル 
    ③ロジックツリー     
    ④フロー図の作成    
 【実習】仮説・検証のミニワーク 
  4)解決策の「立案」    
 【実習】「立案」のミニワーク  
  5)実践する 

 問題解決力はどんな時に役に立つのか/どんな風に普段使っているのか、ディスカッションからスタートします。その後、とあるショップの状況について説明されたケーススタディを読み、問題解決的なアプローチを考えていただきます。 講義は前回学んだ知識を実践に移すにはどういう点に着目すればよいのか、問題解決のステップに基づき、具体例を交えながら解説します。ミニワークは身近な例を取り上げているので、親しみやすく、楽しみながら学んでいただいています。このワークで多くの方が「これなら使える」との実感を持って帰られます。 また解決策の「立案」の項目では、何故解決策のアイデアが広がらないのか/広げるにはどうすれば良いのか解説します。

 

2.問題解決力を「業務改善」に活かす  
  1)マネジメント活動の基礎知識  
  2)業務改善に必要な能力
3.業務改善の進め方とポイント  
  1)テーマの設定
   ①問題はあるのか?挑戦するのか?
   ②改善のレベル
   ③範囲・対象を決める
  2)現状分析
   ①観察のポイント
   ②何をどう観察するのか? 
   ③仮説を立てる
   【実習】仕事の観察・分析をする 

  3)改善策の立案・検討・選択
   ①改善策のための着眼点 
   ②その改善策で仮説を検証できるか?
  4)実施
  5)成果の確認
   【実習】ケーススタディ①②

 

「業務改善」について学びます。
業務改善に取り組むには問題解決のスキルが必要です。どのような時にどう活用するのかを解説しながら進めます。講義は具体例や実際の事例を紹介しながら対話形式で進め、受講者に「考える」「知識を使う」ことを求めます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


問題解決力育成研修(2日コース)

時間 項目 内容
第1日目  ■オリエンテーション
1.問題解決力が求められるシーン
 【実習】問題解決力はいつ使う!?
 【実習】ケーススタディ① 
  1)問題解決のステップ  
  2)問題の認識は人それぞれ  
  3)原因追及のプロセスは?   
    ①データの収集     
    ②仮説・検証のサイクル 
    ③ロジックツリー     
    ④フロー図の作成    
 【実習】仮説・検証のミニワーク 
  4)解決策の「立案」    
 【実習】「立案」のミニワーク  
  5)実践する 

2.問題解決力を「業務改善」に活かす  
  1)マネジメント活動の基礎知識  
  2)業務改善に必要な能力
3.業務改善の進め方とポイント  
  1)テーマの設定
   ①問題はあるのか?挑戦するのか?
   ②改善のレベル
   ③範囲・対象を決める
  2)現状分析
   ①観察のポイント
   ②何をどう観察するのか? 
   ③仮説を立てる
   【実習】仕事の観察・分析をする 

  3)改善策の立案・検討・選択
   ①改善策のための着眼点 
   ②その改善策で仮説を検証できるか?
  4)実施
  5)成果の確認
   【実習】ケーススタディ①②

 初日は問題解決思考の基礎知識からスタートし、「業務の効率化」「質の向上」など業務改善に活かす方法を学びます。
まずはとあるお店の状況について説明されたケーススタディを読み、問題解決的なアプローチを考えていただきます。 

講義は学んだ知識を実践に移すにはどういう点に着目すればよいのか、問題解決のステップに基づき、具体例を交えながら解説します。
ミニワークは身近な例を取り上げているので、わかりやすく楽しみながら学んでいただいています。このワークで多くの方が「これなら使える」との実感を持って帰られます。
また解決策の「立案」の項目では、何故解決策のアイデアが広がらないのか/広げるにはどうすれば良いのか解説します。

午後は「業務改善」について学びます。
業務改善に取り組むには問題解決のスキルが必要です。どのような時にどう活用するのかを解説しながら進めます。講義は具体例や実際の事例を紹介しながら対話形式で進め、受講者に「考える」「知識を使う」ことを求めます。 

 

第2日目

■前回のふりかえり
1. 問題解決力を「目標達成」に活かす
  1)目標設定・目標達成のプロセス  
  2)目標達成を支援するコミュニケーション

2.問題解決力の応用①:内場さんのケース
  1)仕事や成果の要素を考える
  2)問題の原因を考える  
  3)問題の解決策を考える
   【実習】・ロジックツリー
       ・仮説を立てる
2.問題解決スキルの応用②清水さんのケース
  1)相手のニーズを知る
  2)互いの問題解決を図る 
  3)より良い成果のためのコミュニケーションを取る
   【実習】仮説を立て解決策を考える

 
3.問題解決スキルの応用③:業務改善策提案
   【実習】仕事の流れを分析する


4.目標設定に問題解決スキルを使う 
   【実習】・ふりかえり
       ・目標作成・宣言

2日目は問題解決思考を「目標設定・達成」や「人材育成」に応用する方法を学びます。現場で起きている事例を取り上げて、問題解決思考を使いながら改善策を考えます。

 

応用①②では他部門との連携がうまくいかない事例を読み、問題点は何か、皆が納得する解決策をつくるにはどうすれば良いかを考えます。

 

 

 

応用③ではある企業の事例を読み、フロー図を作成して仕事の流れを分析します。フロー図から問題点を見つけ、どのように改善するべきかを考えます。

2日間の研修をふりかえっていただき、グループ内で意見交換します。また今後の目標を立てていただき、グループ内で発表します。

本サービスに関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。